40代女性「姿勢がだいぶ変わりました」

パーソナルレッスンを受けて下さった方（40歳代女性）の事例をご紹介させていただきます。

お悩み・ご要望

肩・首のこりや痛み、腰痛。
体に筋力をつけたい。体重増加した分減らしたい。

レッスン種類・頻度

パーソナルレッスン・週１回

自主トレーニング頻度

週3~5程度、約15分　定期的に実施。

身体評価

反り腰で、腰椎前弯、骨盤は前傾・左回旋位。
重心は右側・前方重心。お腹が前へ出た姿勢。
骨盤の回旋により胸椎（胸の背骨）は右回旋位。
猫背と巻き肩あり。頭部前方偏位。
股関節内旋位（左＜右）。両側外反母趾、内側縦アーチ低下（左＜右）。
腹筋のインナーマッスルやお尻の筋肉（臀筋）、股関節外旋筋の筋力低下が考えられる。
腰、胸や上腕の筋、股関節の屈曲・内旋・内転筋や脚の後面の筋（ハムストリングス）の柔軟性低下が考えられる。

レッスン

まずは胸の筋肉や背中の筋のリラクセーションを図り、腰椎屈曲・骨盤後傾のエクササイズで、腹筋のインナーマッスルを賦活させ反り腰や骨盤の前傾を修正していくことを中心に行いました。

合わせて、股関節周囲の筋の柔軟性を向上させて股関節内旋位の修正を図っていき、お尻の筋肉をしっかり使う事が出来るようにエクササイズを行いました。

また、脊柱（特に胸椎）の側屈・回旋・伸張（エロンゲーション）のエクササイズを行って、脊柱の修正をしていきました。

後半は内側縦アーチの低下から姿勢に影響が出ているため、足についている筋の筋力強化を目的としたエクササイズも取り入れていきました。

経過

1回目のレッスン前後のお写真

猫背・巻き肩・頭部前方偏位の軽減、そのため肩が下がって見える。
骨盤左回旋の軽減、右側重心の軽減。
お腹の筋肉を使う事ができ、お腹が前に出た姿勢の改善。

1回目・5回目・10回目のレッスン前のお写真

お腹が引き込まれ、お尻の位置が上がった。
骨盤左回旋、胸椎右回旋軽減。
前方重心・右側重心の軽減。
股関節内旋位軽減。
猫背・巻き肩・頭部前方偏位の改善。

スタジオからのコメント

お忙しい中時間を見つけて自主トレーニングもしっかり行っていただいた効果もあり、10回で姿勢の改善が認められました。
特に腹筋群をしっかり使う事が出来るようになってきており、お腹が前に出た姿勢は改善されました。

猫背・巻き肩・頭部前方偏位も軽減し、肩こりも時々気になる程度であり、気になった時はご自分でセルフケアを行えば楽になるとお話されていました。
また、２回目レッスン後に以前から月1回通われていた整体の方に、「背中周りの硬さが減ってきた」と言われたそうです。

継続して足や腹筋群の筋力の強化を図っていく事で、さらに反り腰や右側への重心偏位の軽減が図れると思われます。

自主トレーニングが最初はやり方がわからなくなってしまったとのご意見をいただきましたので、どうしたら最初からご自宅で効率よく行ってもらえるか、今後の課題として検討していきます。